
センサーライトとは、動体や熱などを感知し、自動的に一定時間ライトで照らす防犯アイテムです。
空き巣や不法侵入などの犯罪から自宅を守るために有効なセンサーライトですが、設置する場所や用途によっては防犯効果を期待できない場合があります。
ここではセンサーライトを設置するのに効果的な場所を、犯罪者の心理なども考慮して詳しく解説していきます。
「自宅に出入りする場所」として1番に思い浮かべるのは玄関だと思います。
しかし、警視庁の発表したデータによると、空き巣の犯罪件数の約6割が「窓からの侵入」による被害だったそうです。
確かに玄関などの強固な扉に比べると、ガラスでできている窓などは破壊しやすく、侵入も容易であると想像できます。
また、台所にある勝手口からの侵入も考えられます。台所は使用している時間が想定しやすく、道路などから見ても死角となっている場合がほとんどです。
このような被害を未然に防ぐため、窓や玄関、勝手口付近などにセンサーライトを設置することが非常に有効です。空き巣などを行う犯罪者は自身の姿が見られることを非常に嫌うため、ライトやカメラが設置されている家はターゲットになりにくい傾向にあるようです。
センサーライトを設置するのに有効な場所は玄関や窓だけではありません。物陰や人目につかない所、通路など死角となりやすい場所を犯罪者は好みます。
死角があればそこに潜んで次の犯行に繋ぐことができるため、犯罪者を有利にさせてしまうのです。
こういった死角となりやすい場所は、自宅といえども意識してみないと見つかりにくいものです。
そんな時は自分で犯罪者の目線に立ってみて、自宅周辺を確認してみることをおすすめします。
思わぬところが死角となっている可能性があるため、死角をカバーする目的でセンサーライトを設置するとより一層防犯効果を期待できるでしょう。
ご家庭のお庭には植木や庭木、鉢植えなどがありませんか?そういったものを利用して犯罪者は身を隠すことができます。
また周囲の道路など近隣の人からも発見しづらいため、犯罪者の侵入経路として最適です。
同じことがカーポートにもいえます。車が止まっていればその裏が死角となり、車が止まっていなければ家主が外出していることが分かります。
また、車種によっては車そのものが盗難に遭ったり、車上荒らしの被害に遭ったりする可能性もあります。
こういった場所もセンサーライトを優先的に設置する候補として挙げられます。